Story
ビットコイン、64,000ドル台で安定推移 ホルムズ海峡の緊張を市場は静観

Summary
ビットコインは週末、中東の地政学的リスクの高まりにもかかわらず64,000ドル台を維持した。米当局がホルムズ海峡の航行継続を表明したことが安心材料となり、市場は冷静な反応を見せている。
ビットコインは週末、中東における地政学的緊張の高まりをものともせず、64,000ドル台で安定した値動きを見せた。米当局が重要な輸送路であるホルムズ海峡の航行が妨げられていないと再確認したことが、暗号資産(仮想通貨)市場の懸念を和らげた。
地政学的リスクを消化
イランによるホルムズ海峡封鎖の主張に対し、トランプ米大統領と米中央軍(CENTCOM)が航行は中断されていないと明言したことで、市場のパニックは回避された。Investing.comによると、日本時間12日時点でビットコインは1BTC=$64,188(約0.02%高)近辺で取引された。
伝統的な金融市場が閉まっていた週末において、ビットコインは地政学的リスクを織り込む数少ない流動性の高い資産として機能した。投資家は今後、週明けの原油市場が最新の緊張状態をどう価格に反映するかを注視している。
規制とプロトコルの動向も焦点
市場の関心はワシントンにも向かっている。シンシア・ルミス上院議員は、デジタル資産の包括的な規制の枠組みを確立するため、CLARITY法の可決を改めて議会に要請。同法案は、米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)の監督責任を明確化するもので、すでに下院を通過している。
Ad一方、ビットコインの技術コミュニティでは、ブロックチェーン上の金融取引以外のデータ(「スパム」)を一時的に制限する提案「BIP-110」を巡る議論が続いている。しかし、主要なマイニングプールからの支持は1%未満と極めて低く、8月上旬の期限までに有効化される可能性は低いと見られている。
アルトコインは軟調
ビットコインが底堅さを見せる一方で、主要なアルトコインの多くは軟調な展開となった。Investing.comのデータによると、主なアルトコインの動向は以下の通り。
- イーサリアム(ETH): 0.16%安の$1,819.71
- XRP: 1.13%安の$1.0940
- ソラナ(SOL): 1.41%下落
- カルダノ(ADA): 約4%下落