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アクセンチュア株が大幅下落、IBMの業績警告がITサービス業界に影

Summary
IBMが発表した期待外れの第2四半期決算速報を受け、企業向けIT支出の減速懸念が広がり、アクセンチュアの株価が大幅に下落した。同社自身の業績見通しに対する懸念も売り圧力となっている。
コンサルティング大手アクセンチュア(NYSE: ACN)の株価は14日午前の取引で3.7%下落した。同業のIBMが発表した2026年第2四半期の暫定決算が市場予想を下回り、企業向けITサービスセクター全体への懸念が広がったことが背景にある。
IBMの業績警告が波及
IBMが発表した第2四半期の売上高は172億ドルと、前年同期比でわずか1%の増加にとどまり、社内予測を下回った。特にインフラストラクチャー部門の不振と、コンサルティング部門の売上高が横ばいだったことが嫌気された。
この発表は、市場が予想していた以上に大企業によるテクノロジー関連支出が広範に軟化している可能性を示唆するものと受け止められた。その結果、アクセンチュアを含む他のITコンサルティング企業の株価にも売りが波及した。
アナリストの厳しい視線
IBMの決算発表と同日、HSBCはIBMの投資判断を「売り」に引き下げる一方、アクセンチュアなどをIBMの代替となる優れた企業群と評価するレポートを発表した。このレポートはアクセンチュアの収益力を相対的に評価する内容だったが、ITサービスセクター全体のバリュエーション(株価評価)に改めて注目が集まるきっかけとなった。
Adまた、ドイツ銀行も最近、アクセンチュアの目標株価を140ドルから136ドルに引き下げており、市場の慎重な姿勢を反映している。
アクセンチュア自身の課題も重荷に
アクセンチュアの株価は、6月下旬に発表した自社の2026年度第3四半期決算後からすでに軟調に推移していた。この決算では、通期の売上高成長率見通しを3%~4%に引き下げたほか、新規受注が前期比で減少したことが明らかになった。
この決算を受け、アナリストによる目標株価の引き下げが相次いだほか、生成AIの進化が従来のITコンサルティング需要を侵食し始めているのではないかという構造的な懸念も浮上している。IBMの警告、アナリストによるバリュエーションへの注視、そしてアクセンチュア自身の業績懸念という複合的な要因が、この日の株価下落につながった。